エリザベスタウン
人生、山あり、谷あり。山高ければ、谷深し。
人生にはいろんなことが起きるから面白い。いい時もあれば、悪い時もあるが故に人間は成長し、人に優しくなれるのであろう。
キャメロン・クロウの半自伝的な作品だそうで、監督の思い入れも強いことだろう。「ロード・オブ・ザ・リング」など史劇が多かったオーランド・ブルームがこんな等身大の青年役というのははじめて見たし、好感が持てる。
なんと言ってもスーザン・サランドンのスピーチとダンスには凄さを感じる中盤から終盤への最大の見せ場です。その後のレイナード・スキナードの「フリーバード」がとても効いてくる。
脇役のアレック・ボールドウィンは存在感あったが、ジェシカ・ビールの役は、彼女じゃなくてもいいかもなと思った。
キャメロン・クロウの選曲は非常にうまい。エルトン・ジョンの「父の銃」、ナンシー・ウィルソンの「60B」は、映画に大きく意味を持たせている。ブルース、ロック、カントリーなどいろんなジャンルをうまく組み合わせて、観る者を引き込む術は絶妙である。“バニラスカイ”に引き続きまた、サントラを購入しそうだ。
さらに、小ネタも効いていた。墓地の場面では、ケンタッキー州だけにケンタッキーおじさんことカーネル・サンダースの墓が映ったり、火葬場ではキッスの骨壷が置いてあったり、アレック・ボールドウィンとスーザン・サランドンがいるからかも知れないが、ハイブリッド車が出てきたり、さりげない。
大失敗してもなぜか不幸そうに見えなかったせいか、ストーリー自体に対し、あまり感動しなかったのですが、僕はこの作品とても気に入りました。音楽もそうだし、皆さんの演技もうまかったのですが、なんと言ってもクレアが良かった。
それは、学生の頃の彼女にそっくりだったので、どっぷり感情移入してしまった。ちなみに僕は、オーランドにはちっとも似てません。だけど、観ていて、ドリュー自身になったような感じになって、ドライブした気分になり、骨壷持った気分になったりで涙が出てしまった。そう言えば、彼女とよくドライブ行ったなと感慨に耽ったりもして…。
ロードムービーを観るとやっぱり旅に出たくなる。“サイド・ウェイ”の旅と“エリザベスタウン”の旅は暇が出来たら、行ってみたい。
僕も自分だけの地図が欲しい。
評価:★★★★☆ キルスティン・ダンストに★一つあげました。
(ストーリー)
シューズメーカーのトップデザイナーであるドリューは、奇抜で高性能な靴をデザインしたが返品の山となり、会社に多額の損失を与えてしまった。この失敗により、会社をクビになり、希望を失った彼は、自殺を試みようとした時に、妹から父の死を聞かされる。一人、父の故郷に帰るため、飛行機に乗るが、クレアというお節介なフライトアテンダントと出会い、この出会いがドリューの人生を変えていくことになるが…。
製作年度 2005年
製作国 アメリカ
上映時間 123分
監督 キャメロン・クロウ
脚本 キャメロン・クロウ
音楽 ナンシー・ウィルソン
出演 オーランド・ブルーム 、キルステン・ダンスト 、スーザン・サランドン 、アレック・ボールドウィン 、ブルース・マッギル
公式サイト

パラマウント映画提供「エリザベスタウン」オリジナル・サウンドトラック
これ聴いたら、また泣いちゃう!
・エリザベスタウン@映画生活
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レーナード・スキナードの「フリーバード」。スーザン・サランドンのムーン・リバー・ダンス。さりげなく映る『ローマの休日』・・・涙が出るほど嬉しい音楽と映像の数々だが、極めつけはKISSの骨壷だった!
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助手席に遺灰、片手に地図 3人旅の物語
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前の『エリザベスタウン』の記事のコメント欄で書いたことを整理してまとめてみました。
『エリザベスタウン』
ー中途半端さが味わいになっている奇妙な映画ー
この映画は中途半端なつくりのところがあり、それが不評の要因のひとつになっているのかもしれませんが、個人的にはその中途半端さが味わいとなって面白く思えてしまうという奇妙な作品のように思いました。
キャメロン・クロウ監督は、ビリー・ワイルダーにインタビューした「ワイルダーならどうする?」という著書があるぐらいのシネフィルの監督で、この映画でも往年... [Read More]
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「エリザベスタウン」★★★
オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト、スーザン・サランドン主演
キャメロン・クロウ監督、2005年、アメリカ
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7点 (10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)
動機付けが極めて弱い・・・と言うか多少無理矢理感があるよーな気が
しますが、全体の雰囲気は嫌いじゃないし、何よりも気持ちの良い映画でした。
方向としては『終わりで始まりの4日間』と同じかな。
ワタクシはこっちの方がずっと好きですけど。
まぁ、ツッコミを入れてしまえば前半はかなり「おいおい!」な展開と
テンポの悪さが�... [Read More]
Tracked on March 18, 2006 at 05:09 AM
Comments
この映画って、ほんとに賛否両論ですね~
評価の分かれ目はキルスティン・ダンストが好きになれるか、挫折したことがあるか、この音楽が好きかどうかってところでしょうか。
Posted by: kossy | November 22, 2005 at 07:18 PM
>kossyさま
僕は、キルスティン好きですし、挫折も味わったし、泥臭い音楽も好きなので結局、この映画が好きなんだろう。
Posted by: Mar | November 22, 2005 at 07:31 PM
突っ込みどころ満載の作品にしては、気持ちよく観終えることができました。
スーザン・サランドン、とても良かったです。
Posted by: MANAMI | November 25, 2005 at 07:06 AM
>MANAMIさま
スーザン・サランドンさん、なかなか迫真の演技でしたね。凄かったです。
Posted by: Mar | November 25, 2005 at 12:19 PM