ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ
この映画を観た時にアメリカの凄さを思い知ったような気がする。本作品は、1943年に製作されているのですが、このころと言えば、第2次世界大戦の真っ只中で日本は、物資や食糧が段々と少なくなり、戦局も傾き始めているころで隣組を結成したり、竹槍作って訓練したり、防火訓練したり、防空壕作ったりと“贅沢は敵だ!”、“鬼畜米英”なんて全国的に盛り上がった頃だったような時期で、娯楽なんて楽しむことが出来ない時代だった
方やアメリカでは、こんな派手な映画で国民の戦争への認識を高めるため、娯楽の中にしっかりと意識の高揚を図る事が行われていた。
勝てないよね。だからこそ、こんな国に負けたのは悔しい。
実はこの映画の主人公が、広めた“オーバー・ゼア”という曲は軍国意識の象徴でマーチなどに使われてる曲、ちょうどコーハンが1次大戦の軍の慰問時に歌ったことがバカ受けして、その後使用されるようになった。そして、コーハンは芸術家としては、初めて名誉勲章を受賞する。
そして、ヤンキー・ドゥードゥルという意味は“国旗を背負う者”で映画を観ているとその意味がよく分かる。
いい映画なんだけど、当時の時代背景を考えると複雑な気持ちで、素直に楽しめないし、とても悔しい。
それはさておき、ジェームズ・キャグニーのタップ、ダンスと歌はとても素晴らしい。まさしく本物。オマケにピアノまで弾いちゃってるもんね。この頃の銀幕スターというのは舞台上がりの人が多いので多彩な人でなければ、通用しなかったんだろうな。ほんとに凄いです。
だから、“私たち、○○なんでちゅ”とかいって、テレビや映画に出るようなのは腹が立つ。
この映画は、だましがない正統派のミュージカル映画です。
お気に入り度:★★★
(ストーリー)
演劇家 ジョージ・M・コーハンの半生を描いた作品。旅芸人の一家に生まれたコーハンは、恵まれた才能で一躍、人気者となるが、あまりにも傍若無人な振る舞いが多く、周囲を悩ませる。そして、劇場のオーナーの意向を無視して、女優を目指す少女を勝手に舞台に立たせことをきっかけに演劇界から締め出されてしまうことに・・・。
製作年度 1942年
監督 マイケル・カーティス
製作総指揮 ウィリアム・キャグニー
音楽 ハインツ・ロームヘルド 、ジョージ・M・コーハン
出演 ジェームズ・キャグニー 、ウォルター・ヒューストン 、ジョーン・レスリー 、ローズマリー・デキャンプ 、ジャンヌ・キャグニー
AFI BEST100 第100位
ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ
ミュージカル映画の元祖。見て損はありません











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